2011年4月3日日曜日

なんちゃって2ピースアトマイザ(笑

何だかんだと忙しいこともあり、久しぶりの更新になります(((((^^;;
先だっての大震災時は、私のいる都内でも震度6ということでかなり大揺れしましたが、
幸いな事に大きな被害や怪我などはありませんでした。

謹んで被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。

さて、今回はちょっとだけ使い勝手を良くする、
アトマイザの「なんちゃって2ピース化」についてです。
以前カートリッジ増量などで試した手法に似ていますが、
今回はそこそこ保持量を増やせること、リキ追加などが簡素なことを主眼としています。
手軽な割に効果が大きいこともあり、私は現在この方法をメインで使用していますので、
すでにタンク式などを導入されている方もお暇があればぜひお試しください。

今回使用するのは100円ショップなどで入手できる、食器洗い用のスポンジです。
目の細かいものと粗いものがありますが、目の粗い部分を使用しますので、
なるべ粗い部分が多いスポンジを選んでください。
すでにお持ちの方は、熱帯魚フィルタのブルーフォームなどを使用してもいいかもしれません。











カッターなどで目の粗い部分だけをカットします。














縦はアトマイザの2倍程度、横はアトマイザの幅よりやや細めにカットします。
高さはアトマイザの深さにあわせて調整してください。
あらかじめカットしたものをぬるま湯などで洗ってしぼっておくと、
リキッドの馴染みがよくなります。













901アトマイザにスポンジを詰め込んだところ。
横にわずかに通気用の隙間を作るのがミソです。
この状態でリキッドを垂らすと、
7、8滴程度のリキッドを保持できるようになり、
10~15分程度吸うことができるようになります。
ドリップチップのみの場合よりリキの保持量が多く、
カートリッジよりリキッド追加の手間がかかりません。













2日ほど使うとスポンジがだんだん焦げてきますので、
衛生面などを考慮して新しいものに交換してください。
写真のスポンジはアトマイザにあわせてカットしていたもので、
決してアトマイザの熱で中央部が溶けたわけではありませんw












ちなみに熱に強いメラミンスポンジも使ってみましたが...









残念ながらリキをほとんど通さないようで、
全く使いものになりませんでしたorz












少しでも多くリキッドを多く保持させたい場合は、
深さのある510XLアトマイザなどを使うといいでしょう。














吸い口はカートリッジをカットしたものを使用します。
DTはセンター穴のため、リキッドが逆流しやすいので
そのままでは使えません。
リキッド追加時はこの吸い口を外して、スポンジ部分に直接追加します。








ちなみに最初は写真のように、プラスチックパイプ(ボールペンの芯の部分ですw)と
綿を使って試作してみたのですが、綿特有の変な味が出ることや
芯の交換が面倒なので、現在はスポンジのみの運用に落ち着いています。














この方法の欠点は、調子に乗ってリキを多めに追加すると
てきめんにリキ漏れしてしまう事です。
リキ追加はかなり楽になりますので、スポンジがしっとりするくらいの量を、
DTライクにこまめに追加する運用が向いています。

#それにしても運用方法が安定してくると、困ったことに更新のネタが無くなりますねぇ...

ではまた何かネタがあればw

2011年2月27日日曜日

HVアトマイザでの運用について

皆様、新年あけましておめでとうございます...ってもう2月も終わりですやんw

ちょっと間が空いてしまいましたが、決して電子タバコを卒業したわけではございませんのでご安心ください。

さて、世間では新型のタンク式大容量カートリッジが流行しはじめているようですが、
価格が高いことなどもあり、現在様子見の状態です。

というわけで今回は今更ながら、電池に優しいHVアトマイザでの運用についてです。

現在使用しているパワーコントローラ付きMODでは、10440電池を使用していますが、
この電池の定格出力は約4A程度が上限となっています。
さて、チョッパ制御の場合、ON時は7.4~8Vが出力されますので、抵抗値が1.5Ω程度の
LR系アトマイザを使用すると、ON時の電流は5A以上となり、電池の定格を超えてしまいます。
※実際には電圧降下が発生しますので、その分電流も少なくなります。

このため古くなった電池では、比較的短時間でプロテクトがかかる電圧までON時の電圧が落ちてしまいます。
また出力電流が大きいことも、電池の寿命を短くする原因となります。

現在は天国で購入したJantyStick用の10440電池を使用していますが、510アトマイザ(2Ω)メインで
合計2ヶ月ほど使用していたところ、満充電から10分程度の使用で電池のプロテクトがONになり、
それ以上は使えなくなってしまいました。
そこで以前購入していた901HVアトマイザを使用してみたところ、
驚いたことに同じ電池で、20分以上の使用が可能であることが判りました。

考えてみれば抵抗値が大きい分、ON時の電流値が小さくて済む→電圧降下が小さい→プロテクトがかからない
というわけで、同じ容量の電池を使用してもより長時間の使用が可能になる理屈です。
電池自体の残容量には余裕があっても、電池が劣化すると大電流時の電圧降下が大きくなるので、
短時間でプロテクトがONになってしまうということになります。

というわけで、最近は901HVアトマイザをメインで使用しています。

写真は天国のHVアトマイザです。
底の刻印が「HV6」(6V用)、抵抗値は4.8Ωです。
これなら電流値は2A未満なので、電池にも優しいですねw


















刻印が「HV5」、抵抗値は4.3Ωです。
こちらも2A以下に抑えられるので、電池に優しいはずです。

















天国の901HVアトマイザの内部です。
どちらも金属のリングが付いているタイプでした。
















HVアトマイザを使いはじめて感じたのは、理論値ほどデューティ比を上げなくとも
ちゃんと煙が出る(気がする?)事です。
※厳密な計測ではありませんのでご了承ください。
HVアトマイザに変更することで電池の充電回数も減り、劣化を抑えることができると思われますので、
チョッパ制御式パワーコントローラMODをご利用の際はご留意ください。
ちなみに901ノーマルは3Ω、901LRは2Ω前後の抵抗値となります。


お次はやっぱり今更ながらの306アトマイザ(LR)です。
天国でカートリッジ、DTなどと購入しました。

















左側がカートリッジ、右側がDTです。















アトマイザ部分を横から見た写真です。
空気穴は反対側にも開いています。

















底にはLRの刻印があります。
抵抗値は電池に厳しいw 1.5Ωでした。

















306アトマイザの使用感ですが、低抵抗アトマイザ特有の薄味感があること、
DTやカートリッジがゆるくなりやすいことなどもあり、残念ながらオクラ入りとなりました。
eGoなどとの組み合わせでいい評価もあるアトマイザですが、私の環境では
低抵抗であることも含めて残念な結果となりました。


某所で電圧可変MODが発売されたようですが、使用する電池は1個のみということなので、
おそらく内部で昇圧回路を使用していると思われます。
回路も複雑になり、電圧表示部分もあわせるとかなり大きくなるので、
個人的には微妙なシロモノですな...
※面倒すぎるのは判っていましたが、似たような回路も一時期検討していた事はくれぐれもナイショですw

というわけで、ひとつ本年もよろしくお願いいたします~m(__)m

2010年12月11日土曜日

勝手に分解ショー510カトマイザ編

ふと気がついたらもう師走なんだなぁ...( ̄▽ ̄)y-~~~プハァー......アレ?

というわけで、またしてもブログの更新をすっかり忘れていたDragonですm(__)m

今回は天国で購入した510カトマイザを分解してみました。
全体はこんな感じ。
両端にシリコンキャップが付いていました。














吸い口側のパッキンを外したところ。
内側と外側で穴の位置が違っていて、リキ漏れしにくい構造になっているようです。
















吸い口の内部です。
片側に斜めに通気穴があるのがよく判りますね。














とりあえず回りの薄いプラスチックをカットしてみました。
カトマイザの開き一丁上がりですw











縦にしてみると、通気穴が斜めになっているのがよく判ります。
リキ漏れ対策を考慮した構造と思われます。


















さらに口金部分の周囲をはがして、プラスチック部分を分離します。







口金の金属部分がやや長いですが、全体としては
以前分解したeGoカトマイザに似た構造になっているようです。

















ニクロム線の部分には、ウィッグが巻きつけられています。
このままではニクロム線が見づらいので、上の部分をカットすると...
















ニクロム線が出てきました。
中央をウィッグが貫通しているのがお判りいただけると思います。


















さらにウィッグを引っこ抜いてしまいましたw
ニクロム線はベース部分にハンダ付けされています。

















さて、このベース部分ですが、半透明のプラスチックらしき素材で
段差が付けられていて、段差の真ん中に穴が開いています。
通気の確保とリキ漏れを減らすための工夫と思われます。

















斜めから見ると、段差がよく判りますね。

















真横からの写真です。
ネジ上の吸気穴は正反対側にも開いていました。

















カートリッジ部分の綿を取り出したところです。















カートリッジ部分の内部です。
奥に窪みがありますが、貫通はしていません。
このためeGoカトマイザと同様に、リキッド追加は非常に手間です。

シリマーを含めていろいろ試してみたのですが、リキッドを内部に満たす
よい方法は見つかりませんでした。
適当なボトルにリキッドを入れて、じっくり漬け置きするくらいしかなさそうです。













パワーコントローラMODに取り付けたところ。
黒色のほうが違和感無く使えそうですが、いかんせんリキッドが追加しづらい...
というわけで、eGoカトマイザに続いて無事お蔵入りとなりました。

めでたくなし、めでたくなし~w









今回のオマケ画像。
天国のHG無味リキとベースリキッドです。
HG無味リキはVGを購入しましたが、非常にすっきりした風味で、
現在メインのニコリキとして使用しています。
ベースリキッドのほうはノンニコチンですが、単体で吸い比べてみたところ、
ケンエーのグリセリンPとの違いが判らなかったので(オイ、
入手が容易なグリセリンPで充分だと思いました。

















今年はまだ3週間ほど残っていますが、年内の更新はこれで最後になると思います。
というわけで、今年も一年間、私の戯言にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
振り返ってみれば今年は新型MODの開発wなど、非常に実りの多い一年だった気がします。

巷ではeGoが定番として幅をきかしているようですが、まだまだ電子タバコは黎明期だと感じています。
バッテリーもアトマイザ、カトマイザもまだまだ新しいアイディアで発展する可能性を秘めており、
この時代に電子タバコに巡り合えた生まれたことをとても幸せに思います。
おかげでリアタバもだいぶ減りました...ってまだ完全禁煙できてないじゃんw

というわけでまたネタがあれば随時更新していきますので、今後もひとつよろしくお願いいたします。
2011年も電子タバコが発展することを祈念して、新しい年を迎えたいと思います...ではまた来年~(^^)/~

2010年10月31日日曜日

小型パワーMOSFETで、新たにMODを製作!

夏が終わったと思ったら、秋の夜長を楽しむ間もなく寒くなってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は一昨日から小型の電気ストーブと電気毛布を使い始めて、無事暖かい夜を過ごしていますw
そろそろ仕舞っておいたガスストーブも出さなきゃ...

というわけで今回は新しく入手したパーツを使用して、パワーコントローラMODを製作いたします。
※俗に「焼き直し」とも言いますが...w


回路図やレイアウト自体は特に変更はありませんので、あらかじめ下記投稿をご参照ください。(手抜きですw)
http://modranaito.blogspot.com/2010/03/4006pboxmod.html
http://modranaito.blogspot.com/2010/04/vr.html


まずは今回のキーパーツとなる小型パワーMOSFETです。
IRLR7833(D-PAC)を使用しています。
国内では下記若松通商から購入できます。
http://www.wakamatsu-net.com/cgibin/biz/pageshousai.cgi?code=11060595&CATE=1106

詳細なマニュアル(pdf)は下記から入手できます。
http://www.alldatasheet.jp/datasheet-pdf/pdf/85021/IRF/IRLR7833.html

右側に並べてあるのは、これまで単4電池ケース版で使用していたSTB100NF04Lを削った状態です。
D-PACのFETがさらに小さいことがお判りいただけると思います。
これで単4電池ケースを使用しても、パーツを削る必要はなくなりそうですねw


















まずは検証機にセットして動作を確認。
とりあえず発熱などもなく、正常に動作できることを確認しました。
なお、今回使用するD-PACのFETでは、中央端子が短いので、
背面の放熱板を中央端子代わりに使用しています。
画像をよく見ると、放熱板にハンダ付けされた端子があるのがお判りいただけるかと思います。

















部品正面の画像です。
うーん、何てコンパクトになったんでしょうw
















これまで使用していたSTB100NF04Lがかなり巨大に見えますねw
















さて、お次は使用する口金です。
今回は510用の口金を使用してみることにしましたが、天国で購入した口金は
かなり高さがあり、そのままではケース内の余裕が無くなってしまいます。
そこで必要な部分だけ残して、思い切って不要なスカート部分をカットしました。
左がカット前、右がカット後の状態です。













横から見ると、半分近くまで高さを減らせたことがお判りいただけると思います。
どうして510だけ無駄なスカートがあるのかは不明ですが、これでかなりすっきりしましたw











お次はもうひとつのキーパーツ、半固定抵抗です。
今回はツマミが付いたものを、秋葉原の千石電子で購入しました。
実はこのツマミがミソなんですが、それはまた後程...

















カットした口金をケースに組み込んだところです。
左側は以前作成した、901用口金を組み込んだMODです。
リキ漏れ防止のティッシュを詰め込むスペースがちゃんと確保できそうです。









カットした基板に半固定抵抗を取り付けて、ケースにセットしたところです。












半固定抵抗部分の加工です。
ちょっと手間だったのですが、今回はヤスリで四角い穴に削って、部品が穴にぴったり収まるようにしました。
















そのままでも入ることは確認しているのですが、念のためパワーFETも上の部分を削りましたw
2本の端子は出っ張りがあったので、基板に刺さるようにあわせて削ってあります。














さて、前述の通り、今回はFETの中央端子を使用せず、背面の放熱板を端子として使用しています。
そのため写真のように、FETに直接配線をハンダ付けします。
FETは熱に弱いので、ハンダ付けの際は放熱クリップなどを取り付けたうえで、手早く行ってください。
















パワーFET上部を横から見た写真です。












口金まわりの配線です。
今回使用した510口金は、横に空気穴がありません。
そのため口金に配線する場合は中央の穴を塞がないようくれぐれもご注意ください。

















口金の上からの写真です。
ちょっと見づらいですが、中央端子部分は貫通した状態になっていて、
空気が通るようになっています。

















というわけで出来上がり。
510アトマイザと10440電池を使用して、無事動作を確認しました。(ホッ)



















表側の写真です。
レイアウト的には特にかわり映えしませんねぇw
ぱっと見はツマミがちょっと邪魔そうですが...し・か・し


















実はこのツマミ、取り外せるんです!!!
調整する必要が無いときはこうして取り外しておけば、非常にスッキリしますね~w

万が一ツマミが無くなった場合は、100円ショップの小型ドライバーなどをご利用ください。

















というわけで、部品加工の手間が少なくなったことも含めて、非常に満足できるMODとなりました^^。


今回のオマケ画像(その1)
私は購入していないので厳密に確認はしていませんが、
eGoではバッテリー自体に同様のチョッパ制御を行う回路が組み込まれていて、
デューティ比90~95%程度(3.3V相当?)で動作しているそうです。
そこで、私のMODも10440電池1本での動作が可能かどうか確認してみることにしました。
ダミー電池を製作してもよかったのですが、面倒なので100円ショップのクリップで代用w すると...

ちゃんとパワーコントローラとして動作いたしましたw

ただしVRはほぼ目一杯の状態で多少の加減ができる程度になり、3.7V以上の出力はできません。
より高出力ではなく、やや低出力のMODが欲しい方は、単4電池×2本のケースでJantyStickモドキの
MODを作成してみるのもいいかもしれませんね。















今回のオマケ画像(その2)
10440×2本のパワーコントローラMODを作成してからずっと使用してきた、
TrustFireのプロテクト付き10440電池が引退することとなりました。

購入したのは下記DealExtremeからです。
http://www.dealextreme.com/details.dx/sku.30788

ほぼ半年の間、2セットで私のヘビーユースに耐えてくれたことになります。
ちょっと長くて入りにくい電池でしたが、これまで使用してきた10440電池の中では

最もパワフルで持続時間の長い電池でした。
先月末あたりから極端に使用時間が短くなり、最終的には満充電でも10分程度しか
使用できなくなったので、今月中旬をもって現役を引退することとなりました。(合掌)
















現在は天国で購入した、JantyStick用のプロテクト付き10440電池(320Ah)4本を使用しています。
電池自体がTrustFireより短いので、セットは楽なのですが、持続時間はやや短いようです。
以前より電子タバコの比率が高くなっているので、こちらの寿命はさらに短くなりそう...

というわけで、さっそく天国で10440電池を追加注文したDragonでした。ではまた気が向いたら~(^^)/~