2010年3月27日土曜日

単4電池、006P電池BOX版パワーコントローラMOD

今回は前回に引き続き、パワーコントローラMODの作成についてです。

前回は14500電池2本を使用しましたが、今回は10440電池を使用し、
より小型軽量なMODに仕上げてみました。

まずは回路図です。前回作成したMODから、動作に必要ではない
LEDとTESTCを削っています。














基板裏面の配線図です。
今回は単4電池ケースに収めるため、前回よりスリムな
4×7の基板を使用します。




















実際に配線した基板(裏面)の写真です。





















配線を始める前に、必ずケース加工と基板作成をして、
写真のようにレイアウトを決めておいてください。






























さて、今回最も重要な、FETの加工についてです。
前回紹介したFETはパッケージが大きいので、単4電池ケースには収まりません。
そこで下の写真のように、FET自体を削って小さくして収まるようにします。
この程度の大きさまで削れば、何とかケースに収まります。
足も忘れずに加工して、基板に実装できるようにしてください。



























実際に削っているところです。
ベンチバイスでぎりぎり固定できる程度の強さで挟み、鉄製のヤスリでゴリゴリ削ってください。

削っている最中にFETの足を折らないようくれぐれもご注意ください。






























中央端子は下の写真のように、スイッチに直接ハンダ付けして固定します。
実際に組み込む際に、位置を微調整してください。




















出来上がった基板を電池ボックスに組み込んでいるところです。
















というわけで無事完成しました。

アトマイザ実装部分は、以前作成した単4電池ケース用の汎用コネクタ方式を使用しています。




























横から見た写真です。
今回もLT互換カトマイザを使用しています。
前回同様、アトマイザのシールは気にしないでくださいw













ナリは小さいですが、パワーを上げると、2ピースアトマイザのように煙が噴き出します。






























今回のMODで使用する10440電池です。
左側は天国で入手したJoyeStick用、右側はDealextremeで購入した10440電池です。
どちらもプロテクト付きですが、長さが2ミリほど違うので、Dealextremeの電池を
使用する場合は、ケースの電池まわりをかなり加工する必要があります。
実容量はほぼ一緒程度のようでしたので、やや割高ですが、
長さが短い天国のJoyeStick用電池のほうがオススメです。

http://www.heaven-gifts.com/index.php?gOo=goods_details.dwt&goodsid=280&productname=
http://www.dealextreme.com/details.dx/sku.30788




















続いて006P電池ケース版です。
こちらは前回の単3電池ケース版と同じ回路で問題ありません。
電池は15270(3V)、15266(3.7V)が使用できます。
どちらもプロテクト無しの電池なので、くれぐれも取り扱いにはご注意ください。


















正面の写真です。
外見は、以前作成した6-7.4VMODに、VRが追加された程度の違いです。



















というわけで、それぞれの電池ごとのパワーコントローラ付きMODの製作が完了しました。
ケースの大きさ以外の違いは重さと電池容量のみとなりますが、今回使用した10440電池は以前使用していた
Dealextremeの安い10440電池と比べて容量誤差が小さく、電池の持ちがかなり良くなりました。
低出力気味で使っていると、ややヘビーに吸い続けても2~3時間程度は連続使用できます。
電池の充電は30分ほどで完了するので、2セットの電池があれば、充電が完了した電池をすぐ交換して
使用し続けることができました。
※使用頻度や設定する出力で、電池の持ちはかなり変わります。
また充電時間は使用する充電器によってかなり変わります。あらかじめご了承ください。

ちなみに出来上がった各MOD本体の重量は、デジタルキッチンメーター計測で以下の通りでした。
単3
×3電池ケースMOD ...36g
006P電池ケースMOD ...31g
単4×3電池ケースMOD ...24g
※実際の使用時は、上記重量に電池とアトマイザ重量が加わります。

使用する電池の重量にもよりますが、総重量は50~90g程度になります。

電池ごとのパワーコントローラ付きMODを作ってみて、最終的に最も気に入ったのは、
意外なことに単4×3電池ケース版パワーコントローラMODでしたw
以前作成した単4×2電池ケースのJanty(Joye)Stickモドキは小さすぎて持ちにくかったのですが、
今回作成した単4×3電池ケース版MODは大きさも厚さもちょうど手に馴染むサイズになり、
また他の2種類と比べて軽量なため、この記事を書いている現在では、
今回紹介した単4版がメインのMODになっています。

思い返せば昨年6月に電子タバコのブログを立ち上げて、かれこれ1年近い時間が過ぎましたが、
ブログでは紹介できなかったものを含む多くの試行錯誤を経て、
やっと自分にとって理想のMODにたどり着けた気がしています(トオイメw
本当に長いことお付き合いいただき、誠にありがとうございました^^/。

とはいえまだリアタバも手放せない(オイ 以上、これからも電子タバコの改造は続きます。
今後もネタがあれば随時更新していきますので、ひとつこれからもご贔屓に~w